【音嫌悪症】私が嫌いな音【テレビ・ラジオ】

ミソフォニアって知っていますか？

日本語で、音嫌悪症です。

簡単にいうと、人の身体が出す音、物が出す音を耳にした時に、強い怒りを感じたり、逃げたいと感じたりする状態のことをいいます。

「クチャクチャ食べる音が嫌い」という人は多いと思いますが、単に「いやだなぁ」ではなく、病的なまでに嫌悪するなら、それはミソフォニアかもしれません。

私はミソフォニアです

この言葉を知った時に、まさに「これだ」と思いました。そして、音に悩んでいるのは自分だけじゃないんだ、と感じて楽になりました。

得体のしれないものに名前がついたことで、きちんと向き合おうという気持ちになった、とも言えます。

私がミソフォニアの症状と闘ってきた経緯は別の記事にまとめようと思います。

私が嫌いな音【テレビ・ラジオ】

テレビ、ラジオを見ていると、嫌いな音に遭遇することが多々あります。

そういう時は、チャンネルを変えていまが、番組の視聴を継続したい時は音量をかなり小さくして、嫌いな音のシーンが終了したら戻すということをしています。

ただ、このような対策はひとりで視聴している時に限ります。家族には私がミソフォニアであることを伝えていないので、家族みんなで視聴している時に、いきなりチャンネルや音量を変更することは難しいです。

テレビやラジオなどのメディア視聴で、私が嫌いな音をピックアップします。書いているだけでゾワゾワです。

ごきゅっごきゅっ（飲み物を飲む喉の音）

これは、私が嫌いな音の筆頭です。

炭酸飲料のテレビCM等で、喉のドアップを映して「ごきゅっごきゅっ」と”良い音”を鳴らして飲んでいるシーンがあったりすると、「いやがらせか？」と思うし、すごい嫌な気持ちになります。

ラジオでも、ビールのCMで「ごきゅっごきゅっ」を鳴らしてくるものがあります。目からの情報がない分音を強調したいのかもしれませんが、ミソフォニアにとってはそのラジオ番組自体を嫌いになるほどツライものです。

ザクッ「この音聞こえます？」（噛む音を聞かせる演出）

咀嚼音は基本的に嫌いですが、サクサク、ザクザクのような、歯の存在をあまり感じさせない音は比較的大丈夫です。（たとえば、揚げたてのフライなど、包丁で切ってもサクッやザクッという音はしますよね。それと同じような音が口から聞こえても、それほど嫌な気持ちにならないということです。逆に、モギュモギュやポリポリのような、噛んでる時にしか鳴りえない音はものすごい嫌悪の対象です。）

ただ、嚙んだ時のサクッやザクッの音も、マイクで強調して聞かされるとすごく嫌～な気持ちになります。フライの衣がザクザクしていることを強調するために、タレントさんがザクッと噛んで「この音、聞こえますか？すごい、ザクザクです！」とか言っているのを聞かされると、ものすごい損をしたような気持ちになります。