あさことりの日記

8歳と0歳の育児中。

【音嫌悪症】クチャクチャ音が耐えられない【ミソフォニア】

ミソフォニア(音嫌悪症)という言葉を知ったのはつい最近です。

この言葉を知るずっと前から、私は音に苦しんできました。

 

特につらかったのは、親と同居していた頃の、食事の時の咀嚼音。

反抗期の時期は、まったく我慢することができず、親との関係は最悪でした。

 

同じくミソフォニアの方、家族がミソフォニアかもしれない方、

それから、ミソフォニアを初めて知った方。

いろんな方に、ミソフォニアの実態を知ってほしいです。

 

親のクチャクチャ音に嫌悪を感じた中高時代

最初に「音」に対する異常な嫌悪に気が付いたのは、中学生の時です。

切っ掛けがあったわけではありませんが、親に対して「クチャクチャ食べる音がうるさい」と思うようになりました。

最初は、気にしないようにしていたのですが、我慢するほど嫌悪感は募り、ついには無視できないレベルに。

親を睨みつける、親の咀嚼中は耳をふさぐ、自分もわざと大きな音を立てて真似をする、親が食べ始めた瞬間に席をたつ等の反撃を試み、その都度激しく怒られました。

私が異常なまでに嫌がるので、親も少し理解しようとしてくれたのかもしれません。「確かに、受け口だから、他の人より1.5倍くらい音はするかもしれないけど…」という言葉が母の口から出たのを覚えています。「1.5倍どころじゃない!!」と言い返そうとして、結局何も言わず飲み込みました。

険悪な状況が続きましたが、自室で食べることは禁止されていたため、家族みんなで一緒に食事をする習慣は変わらず、毎日が憂鬱でした。

音嫌悪症などという言葉は自分も含めて家族の誰も知らないし、病気の可能性もありえるという知識がなかったので、親には「失礼なことをするやつだ」と何度も言われたし、自分でも「何で我慢できないんだろう」といつも思っていました。

 

とにかく、家族で食事をとることが辛い数年間でした。

 

実家を出てもつきまとう音

高校を卒業して、大学入学と同時に一人暮らしを始めました。

親との食事から解放され、ひとりで食べることが多くなり、「ストレスから解放された!」と嬉しかったのを覚えています。

毎食のクチャクチャ音からは、逃れられました。

でも、クチャクチャ音だけではなく、私はあらゆる音に対して異様に敏感であるということに、気が付いていきました。

人の鼻や口から発する音はたいてい嫌いです。

咀嚼音だけではなく、ゴクゴクと飲む音、息遣い、あくび。

その他、携帯(当時はガラケー)のボタンを押すポチポチ音も、キーボードのエンターキーをパチっとする音も、食器のカチャカチャという音も。

身の回りには、私の嫌いな音が溢れていることに気が付きました。

就職後、ノイズキャンセリングのヘッドホンという物を知り、高機能なBOSEの物を思い切って購入。家から外に出る時はどんな場合でも持ち歩くようになり、嫌いな音に接する機会は激減しました。

ミソフォニアの方は必携だと思います。

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音楽を聴く・聴かないにかかわらず、ノイズキャンセリング機能をオンにするだけで、静寂が訪れます。これに命を助けられました。

逆に、ヘッドホンの充電が切れたり、家に忘れてしまった時は、パニックに陥りそうになることも。

 

結婚して、再び音の中で の生活に

 結婚するなら、余計な音をたてない人。

これは、私の中で結構上位の価値観です。そのためには、歯並びが良い人、そして太っていない人というのはマストです。(太っている人は息遣いがうるさい傾向にある。)

何人かと交際しましたが、アクティブで男らしくてカッコいい人は、食事も音を立てて食べるパターンが多いように思います。うどんを豪快にズルズルズル!!と食べる人と付き合った時は、魅力的な人ではあったのですが、「この人と結婚は無理だな。」と思い別れました。

 

今の旦那は、職場内で知り合ったのですが、比較的おとなしく、食べる時も静かでした。正直、それが決め手で結婚したようなものです。

でも、人間だから音は立ちます。

食事を食べれば咀嚼音はするし、飲み物を飲めばゴクゴクという。

旦那はいわゆる「水飲み」で、麦茶を1日2L以上飲む人です。しかも、ゴキュッゴキュッと喉を鳴らして飲みます。これを私は我慢することができません。

わからないように耳を塞ぐか、部屋を出るか。飲んでる途中で話しかけ、自分の声で旦那のゴクゴク音を紛らわすという戦法も最近身に着け、気に入って使っています。

食事中は音楽を流します。

これはスマートスピーカーが本当に便利です。

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感想(0件)

「アレクサ、人気の曲流して」

と言うだけで、最近流行っている曲をランダムに流してくれます。

「この曲って〇〇の曲だよねー?」等の話題にもつながるし、食事中にアレクサで音楽をランダムに聴く効用は大きいです。

ミソフォニアにとって、無音の中での食事ほど地獄なことはないので、アレクサにもとても助けられています。

 

まとめ

10代の頃は、「なんで私はこんなに音が気になるんだろう」と、自分を責めていましたが、大人になってミソフォニアという病気があることを知ってから、「自分は(おそらく)この病気なのだから、うまく付き合っていこう」と前向きに捉えられるようになりました。

ブログ内で紹介した、ノイズキャンセリング機能付きヘッドホンや、スマートスピーカー。ミソフォニアの味方になってくれる最新機器は他にもあるかもしれません。

そういったものを駆使しながら、少しでも音によるストレスを減らしていけるよう工夫して、快適に過ごしていきたいなと思っています。

 

 【合わせて読みたい】

asakotorix.hatenablog.com