flier「2020年の未来予測」成毛眞
無線通信は6Gへ
恥ずかしいことに、「〇G」と「〇ギガ」を混同していた私。
今回、「〇G」が「〇th Generation」の略語だと知り、改めて調べました。
1G・・・1980年代、アナログ携帯電話。
2G・・・1990年代、アナログからデジタルへ。インターネット通信開始。
3G・・・2000年代、通信の高速化。モバイル機器でのネット通信が主流に。
4G・・・2010年代、LTEという高速化技術とスマホの台頭。
5G・・・2020年代、IoTによりあらゆるものがネットで繋がる。←いまここ
6G・・・おそらく2030年代、身の回りのものにICチップが埋め込まれ、コンピューター並の処理能力をもつ。
10年ごとに、〇Gが進んでいるので、このままいくと2030年代に6Gが実用化し、2040年頃にはみんなが当たり前に6Gの恩恵を受けている世の中になる。
日本はさらに貧しくなる
・物価があまり上がらず世界的・相対的に貧しい。
日本は「物価が安い国」として観光客が多い。
・税収より支出が多く、債券で賄っている借金体質。
・高齢化で医療・介護費が嵩み、支出を減らすことが困難。
・今後も高齢化が進むため、現在の「貧しい」状況が改善する見込みはない。
・介護ロボットの導入で介護にかかる人件費が減る。
・AIで健康状態を監視、病気を予測できるようになり元気な高齢者が増える。
等、明るい展望もある。
年金はもらえるが少ない
2019年の合計特殊出生率は1.36。高齢化が進み、労働人口が減っているので、年金も減ってしまう。
65歳以上を支える現役世代は、1950年で12.1人だったが、2040年では1.5人。
(私は2040年で52歳なので、現役世代の側に入る)
なるべく長く働くことが出来るよう、健康でいたい。
学歴の意味がなくなる
日本の大学進学率は、現在48%。OECD加盟36か国の平均は58%。
・大学に進学する人は半分程度である
・大学生の平均学習時間は小学生より短い※
・日本では大卒も院卒も給料が2割程度しか違わない(アメリカは初任給から5割の差)
もうすでに学歴至上主義の考え方ではなくなってきているが、それは今後も続く見込み。
※生徒及び学生の学習時間について調べてみました。
大学生のデータは文部科学省のウェブサイトにpdfがあります。
こちらによると、授業を含む1日の学習時間が1-5時間の人が57.1%。(アメリカの大学生では同区分が17.3%です。)
また、別の調査で、日本の小学生~大学生の学校区分ごとの平均学習時間が掲載されていました。
平成18年の調査ですが、土日含む1日あたりの学習時間は
小学生:5時間17分、中学生:6時間30分、高校生:6時間23分、短大生・高専生:4時間59分、大学生:4時間4分
と、大学生がダントツで少ないです。
この状況が現在続いていて、今後も変わらないのなら、子どもを大学に行かせる意味をよく考えた方がいいなと思いました。
温暖化が進むと飢餓が増える
このまま対策を講じなければ、2100年までに地球の平均気温は4℃上昇する。
そうなると下記のことが起こる。
・珊瑚礁が絶滅する
・珊瑚礁に生息する生物が死滅し、食糧事情に影響を与える
・海面が上昇し、タイのバンコクの3分の2が水没する