切迫早産入院中に思った「この助産師さんが当番の日に産みたくないな」
切迫早産のため、出産前に2週間ほど入院をしていました。
その経過はこちらの記事にまとめています。
入院をしていると、毎日「今日の担当です~よろしくお願いします^^」と、助産師さんが挨拶に来てくれます。
朝は6時頃に日勤の助産師さん。
夕方6時頃に夜勤の助産師さんが来ていて、おそらく2交代だったかと思います。
(私が気が付いていないだけで3交代かもしれません。)
そうして、私はその病院に勤務する助産師さんをすべて把握しました。
助産師Aさん「出産したことないから分からないわ。」
エグザイルが大好きで、ステッカーをフェイスシールドに貼り付けていたのが印象的な、助産師Aさん。
お腹が周期的に張るようになり、Aさんに相談した時のこと。
A「張りと一緒に痛みはある?張るだけならいいんだけど、痛みもあったら陣痛かもしれないからね。」
私「張る時に少し痛いような気がするんですけど…。これが陣痛の痛みなのかわからなくて。張る痛みと、陣痛の痛みは違いますかね?」
A「…私は出産を経験したことがないからわからないです。」
私「そうですか…。」
助産師Bさん「ナースコールしないでくれて助かったわ。忙しかったから。」
夜中、お腹の周期的な張りで目が覚め、ナースコールをしようか非常に迷った時がありました。
周期的な張りがあるとはいえ、間隔は10分以上あいていて縮まっていくことはなかったし、陣痛を疑うほどの強い痛みもなかったので、結局ナースコールをしないまま再び眠りました。
翌朝、夜勤だった助産師さんに、夜中にあった張りの話をしたら、
「ナースコールしないでくれて助かったわ。夜中、忙しかったから、呼ばれていたら困ったわ。」
と言われました。
その助産師さんが夜勤の日はナースコール押すまい、と思いました。
助産師Cさん「実は仕事やめるんですよ~」
2週間の入院中に1度だけ担当に当たった夜勤の助産師さんがいました。
入院終盤のこと。
このタイミングではじめましての助産師さんに当たることが珍しく、聞くと
「2週間に1回しかシフトに入っていない」とのことでした。
「だから次に出勤する時には〇〇(私)さんは退院されていますね」と。
なぜ2週間に1回しかシフトに入っていないのかと聞くと、
「職場が遠く、赤ちゃんがいるため大変で」
「辞めたかったが、人手不足でなかなか辞めさせてもらえなかった」
「あと1カ月で退職できる」
という話をしてくれました。
ついでに、「赤ちゃんがいて何故夜勤なのか」と聞いてみたら、
「楽だし給料が良いから」
という返答でした。
その日、「今日は陣痛来ませんように」と強く思いました。
結果的に最高の助産師さんの日に出産できた
夜勤の助産師さんが個性的な傾向にありました。
そして私は夜中にお腹が張ることが多かったため、夜中(=夜勤の助産師さんの勤務時間帯)に出産する可能性が高いと考えていて、「産む日が私の出産の明暗を分けるな」と緊張していました。
結果的に、私が出産した日の担当の助産師さんは、お医者さんだと言われても信じてしまうような、落ち着いていてしっかりとした方で、「今日で良かった」と何度思ったかわかりません。
まとめ:色々な助産師さんと出会えたのが楽しかった
長く辛い入院生活。日々の食事と、助産師さんの観察だけが楽しみでした。
個室での入院で、人と話すことに飢えていた私。
助産師さんとの会話がすべてだったため、とにかく話しかけ、質問しまくる毎日でした。
「助産師さんってどうやってなれるんですか?」という意図不明な質問にも、「知ってどーするの?」「ぐぐれ」等とは言わず、きちんと答えてくれました。
長いこと雑談に付き合ってくれた助産師さん。
気分転換にアロマを使った足湯をさせてくれた助産師さん。
退院が遠のいて泣いていたら慰めてくれた助産師さん。
いろいろな助産師さんと出会えたのは、長期入院の唯一のメリットだと思います。
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